死ぬまで生きる / 共存 / 生きる

2010年の秋

79歳の父と食卓を囲みながら

「お父さんも下血したことあるよねぇ」

と聞いたら

「あるよ、下血が3回と吐血も3回」


不死身?


何かに守られているとしか

思えない父


あれから10年

慢性腎臓病

高血圧

脂質異常症

心疾患

緑内障

睡眠時無呼吸症候群

薬剤性間質性肺炎

急性・慢性硬膜下血腫

顔面神経麻痺

熱中症

脳梗塞、、


死んでもおかしくない

重い病を超え

89歳の今

頭部に帯状疱疹が出ているが

思考も正常

自分で食べ

自分で歩く




人は死ぬまで生きる


いつか自分にも来る老い


覚悟しておかなくては


。。。。。。。。。。

病気になったからといって

病人になるわけではありません。

「あなた」であることは

病気になる前もなった後も変わりありません。


戦う 無視する 共生する 共存する

いくつもの選択肢がありますが、

あると困るものでも、消しようがないのなら、

存在だけは認めてあげるといいでしょう。

共生と共存は似ているようで

大きく違う点があります。

共生とはギブ&テイク、

相手の足りない部分を

補いながら生きることをいいます。

対して共存は、二つ以上のものが

同時に存在することを指します。

共存には、共生にみられるような関係

(ギブ&テイク)はありません。


樋野興夫1954 医学博士

。。。。。。。。。。
「生きる」

生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと

生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出合うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと

生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれること
いまいまが過ぎていくこと

生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ

谷川俊太郎 詩人




青空通信

双子の子育てや離婚、自分の成長、 他の方々から頂いた言葉、 出会った言葉を綴っています。

0コメント

  • 1000 / 1000