入園

幼稚園をどこにするか

通えるところはいろいろあったけれど

犬の散歩がてら

歩いて行けるところにした

面接は両親そろってスーツを着て

ふたりは ワイシャツに蝶ネクタイ

紺のベストと半ズボン

緊張してたんだな

終わって脱がせると

パンツをはかせ忘れてた


日参していた公園も卒業というころ

横型の双子ベビーカーが

もう限界! と壊れた

重くなっていくふたりと

おやつ お弁当と水筒

おもちゃと手押し車2台

大型犬に引っ張られるので

左のタイヤがすりへる

ときどき ボルトとナットがはずれて

なくなってしまうので

いつもスペアを持って

修理しながら歩いてた

お世話になりました

ありがとうございました


公園時代のふたりは泣き虫で

私から離れなかった

ふたりがバラバラに走っていって

こまるということもなかった

靴が壊れることもなく

ほとんどきれいなまま

ほかの人にもらわれていった

幼稚園に入る前の日も

公園についても

なかなかベビーカーから降りず

お茶を飲み おやつを食べ

30分以上たったころ

用心深く遊び始めた

泣かないで

「バイバイ」が言える時が来るまで

母親は幼稚園にいて見守るというのが

幼稚園のきまりだった

夏までは幼稚園にいるつもりでいようと

腹をくくった

しかし どいういう訳か

ふたりは初日から夢中で遊び始め

私はあっけにとられてしまった

そして1度も「ママ帰らないで」

なんてことはなく

幼稚園ライフを

エンジョイすることになる

青空通信

双子の子育てや離婚、自分の成長、 他の方々から頂いた言葉、 出会った言葉を綴っています。

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