思い込む
子育ては
お金と時間がかかる 贅沢な趣味だ
と決めてしまえば 腹もくくれる
と思えるようになるのはまだ先だった
思いがけなく双子の母になって
怒涛の子育てが始まった
こういう大人でありたい!
という軸はあったけれど
ぐずったり ないたり
けんかしたり
そこにべったりと張り付いていなくては
ならない
単調な日常にくたびれていた
入園してもはじめのうちは
9時に送って 犬の散歩をして
10時半に迎えに行く
だんだん時間が長くなってはいくが
おにぎりだけのお弁当がはじまるのが秋
お弁当箱になって
お迎えが2時になるのは3月だった
毎日あったことを
小さな手紙にして
担任のみきこ先生とあい先生に
読んでもらった
愚痴や 反省や
あれこれ書いたと思う
誰かに知ってもらうことが救いだった
秋の終わりごろまで書いただろうか
腹をくくれたのはその頃だ
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