エーリッヒ・フロム
乳幼児期の母親の愛は無条件。
わざわざ獲得する必要はなく、
それを受けるための資格もない。
私が私だから愛される。
経験は統合され、
私は愛されているという経験へと
結晶する。
父親の愛は原理と期待によって
導かれるべきであり、
脅したり
権威を押し付けたりすることなく、
忍耐づよく、寛大でなければならない。
成長する子どもに、
すこしずつ自分の能力に気づかせ、
やがては子どもが
その子自身の権威となり、
父親の権威を必要としなくなるように
仕向けなければならない。
やがて子どもは成熟し、
自分自身が自分の母親であり
父親であるような状態に達する。
エーリッヒ・フロム
「愛するということ THE ART OF LOVING」
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