自分の中の自己「芯」 エーリッヒ・フロム

芯は生涯を通じて消えることなく,

変わることもない。

この芯こそが、

「私」という言葉の背後にある

現実であり、

「私は私だ」という

確信を支えているのは

この「芯」である。

確信を失うと

他人にほめられるかどうかに

左右されることになる。


自分自身を「信じている」者だけが、

「自分は将来も現在と同じだろう、

したがって自分が

予想しているとおりに感じ、

行動するだろう」

と確信を持てるからだ。

自分自身に対する信念は、

他人に対して約束ができるための

必須条件である。


自分の愛は信頼に値するものであり、

他人のなかに愛を生むことができる、

と「信じる」ことである。


他人を「信じる」ことの

もうひとつの意味は、

他人の可能性を

「信じる」ことである。


信念と勇気の習練は、

日常生活のごく些細なことから始まる。

第一歩は、自分が

いつどんなところで信念を失うか、

どんなときにずるく立ち回るかを調べ、

それをどんな口実によって

正当化しているかを

くわしく調べることだ。

そうすれば悪循環に気づくだろう。

青空通信

双子の子育てや離婚、自分の成長、 他の方々から頂いた言葉、 出会った言葉を綴っています。

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