本屋 ヘンリー・ヒッチングズ
光の射さない穴蔵であると同時に
闇を照らす灯台でもあるという
ほかに類のない場所
「本屋」とはそのような場所だと、
英国の作家・批評家は言う。
人生の相談所・避難所であり、
若者が背伸びする場所であり、
はぐれ者を惹きつける場所であり、
新しい情熱を見つける場所であり、
「薬局」の役目もすれば
「イデオロギーの火薬庫」にもなる。
世界各国の作家たちの書店をめぐる
随想を自ら編んだ
『この星の忘れられない本屋の話』
の序文から。
折々のことば 朝日新聞 2018.2.23
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